企画展「我孫子の墨書土器~古代の文字~」
我孫子地区公民館アビスタのロビーで企画展を開始しました!
「墨書土器」とは、古代の日本において漢字などの文字や記号・絵を土器に墨で書(描)いたもので、広くは焼く前の土器にヘラなどで文字を刻んだ刻書土器も含まれます。
日本に漢字が本格的に受容されたのは5~6世紀、古墳時代のこととされています。古墳に副葬された鉄剣に文字が刻まれている事例から、少なくとも当時の首長層は文字を受容していたことが分かります。その後の律令期では、各地の遺跡から墨書土器が発見されるようになり、このことから古墳時代より広い範囲に文字が波及したという見方も不可能ではありませんが、墨書土器を詳しく見ていくと、必ずしもそうとは限らないことがわかります。
墨書土器から見えてくる、古代の文字利用とは、一体どのようなものなのでしょうか。
市内で出土した墨書土器の中でも選りすぐりの資料が一堂に会する貴重な機会です。アビスタにお越しの際は是非ご覧ください。
